週末発表の4-6月期米GDP速報、+2.1%と
予想1.8%を上回った。
設備投資は弱い一方、消費が堅調だ。
最高値圏の続く株価が、個人消費に対し
資産効果をもたらした、とみている。
つまり実体経済も株価頼み、ということだ。
FRBにとっては、月末0.25%利下げの後、
いよいよ難しい舵取りとなろう。
利下げしないと株は暴落するので、予防的に1回するが、
その後は経済指標次第、と言うしかないのではないか。
利下げが必要ない位、米経済は堅調と見受ける。
消費好調、失業率は過去最低。物価も今後少し上がるかもしれない。
厳しいのは貿易摩擦の影響がある製造業だ。
米GDPの7~8割は、個人消費と関連の深い非製造業。
米株価は、さらなる緩和期待のサポートは、FOMC後は
一旦得にくくなるのでは。
業績次第、全体としては高値波乱の時期か。
一方、日本株にとっては、ドル安円高も一巡するかもしれず、
ようやく出遅れに脚光があたるかもしれない。
ただ消費増税を前に日本の個人消費は振るわないままだろう。
全体として大きな上値も見込みづらい。