10年に一度の中小型の大相場は、2017年で既に終了している。
上図はジャスダック平均約20年足。
前出の図の通り、独立系投信(レオス/さわかみ/セゾン/鎌倉/コモンズ 他)の躍進がこの相場を支えたが、その背景は、実はリート投信からの資金流出だった。当時、海外リート・Jリートの毎月分配型のタコ足投信が金融庁から非難され解約が急増、その受け皿となったのが独立系投信の中小型銘柄なのだ。
彼らの中には上手なFMも居るが、実は自分の銘柄を自分で買い上げていたのだ。だからバブルも図の通り大きくなった。
今後は独立系投信、受難の時代となる。足元の伸び悩みが、既にそれを示している。
だから海外株投信などを新規設定せざるを得ないのだ。
彼らは今、新たに買えるものが無くて困っている。
買い上げられた中小型銘柄も同様に今後は受難の時代。
過去の好業績小型銘柄を下がったから買い増す、また新たに小型の材料株を探す、等は厳に控えた方がよい。
資金が入らなければ、業績云々と言っても株価は上がらない。
積立て型でも下げれば資金は出てゆく。本当の下げはこれからだと思う。
独立系各社も正念場を迎える。