8月の消費者態度指数(確報値:米ミシガン大)は
前月から8.6ポイント下落の89.8だった。
下げ幅は2012年12月以来、6年8カ月ぶりの大きさだそうだ。
足元夏場から、世界の消費減少傾向に拍車が掛かっている感がある。
中国消費の一段の不調で独・豪景気は不振だ。
また、インドの自動車販売急減、をお伝えした。
日本も消費税を前にマインドは最悪だ。
そしてついに、今まで影響の小さかった米消費にも
貿易問題が影響し始めてきたかもしれない。
米の消費は今の世界経済にとって、最後の砦だ。
今まで高い米株の資産効果によって、米消費は減少を免れてきた。
しかし、貿易摩擦の影響が資産効果を上回りつつあるのか。
米消費が堅調だから、米中摩擦で不振の製造業と対照的に米非製造業は底堅かった。
これからは、米の消費者マインド統計、非製造業の景況感指数、に要注目だ。
最後の砦、維持できるか。