東証リート指数、2100ポイントを前にもう少し小休止するかと思ったが、ここ2日で一気に高値更新、あっさり2100ポイントを抜けた。
早い上げペースに「もう売りじゃないのか」との声が聞こえてくる。
個別銘柄で探すと、利回りの低い銘柄が本当に増えた。
利回り4%台の投資しやすい銘柄が少なくなってきた。
以前に比べかなり割高に感じる。
だが、ピンポイントで指摘するのは難しいものの、
ピークアウトするのは、まだ先ではないか。
鍵は、米長期金利だと思う。(上図)
現状の10年債1.5%付近に留まるだけでも、他に高利回りの投資先が無いことからJリート市場に資金が入り続けるだろう。
米金利が低下を続ければ、Jリートへの資金流入は加速しうる。
NBF、JREはすでに利回り2.7%まで買われているが、
わが国長期国債はー0.3%、利回り格差は3%ある。
2社の利回り格差の長期平均は、2.5%程度だ。
まだ余裕があるとも言える。
世界的な金融緩和競争の時代、金利がプラスの長期国債は
世界中を見渡しても少なく、米債市場への資金流入、
つまり米金利低下は中期的にまだ続くとみる。
Jリートの相場も、すぐに終わるとは思えない。