金相場は、各国通貨建てでは高値を更新している国もあるようだ。
日本でも金小売価格(消費税抜き)は、8月末でグラム当たり5200円を越え1980年来の高値とのことだ。(左図:日刊工業新聞)
しかし、長期的にみて、まだ上昇を開始したばかりと考えている。買い推奨だ。場合によっては、時間をかけて大幅上昇もあり得るとみている。
複数の中央銀行による買い支えがある。下値の不安は乏しい。
利息・配当を産まない資産には要注意だが、1400ドル/トロイオンスを抜けた6月から、本格上昇局面入りしたと思う。当コラムで以前から指摘している(以下)。
2019年06月22日 - 金、高値更新! 理に適う中国の戦略
世界的な金融緩和競争で、通貨の相対的価値は希薄化し大幅に下落を続けている。さらに通貨価値の希薄化は続こうとしている。
一方で金準備の少ないロシア、中国、インドなどは国を挙げて金を買い続けている。数年掛けて、金の相場が来ると期待している。まだ、これからだ。
投資の際は金現物は管理料も掛かるようなので、金相場に連動するETFなどもあります。ご検討を。本当は円建てでなく、ドルベースで買いたいところです。