先日の当コラムでも述べたが、(以下)
2019年08月30日 - 1.4%、104円、2万円 は守られた
日本株は下を固めて以降「非常に」強い動きだ。昨日も、サウジ攻撃で原油急騰なのにプラスで引けた。買いが売りをこなす。
TOPIXは、2018年始来の中期下落トレンドが上昇方向にひっくり返ったように見える。(前図)
日経平均10連騰、22000円で引けた。
目先はテクニカルでみても騰落レシオでまで124まで到達し一旦休憩だろうが、海外投資家も9月初旬から買い転換し中期でまだ続く可能性はある。
米中貿易摩擦の一部合意観測や関税の延期、中国の景気刺激策など、色々あろうが、最大の理由は、ズバリ米10年債だ。「世界の金融の体温計」はとにかく重要だ。
9月初の1.4%台のボトムは、中長期で世界の金融市場に重要な変化を与えている。
米長期金利は急反発し一時1.9%までリバウンドしたが、さらに上昇するなら、円安期待もあり日本株の堅調地合いも続こう。
サウジはどう出るか。また心配事は増えた。生命線に甚大な被害を与えた犯人にどんな報復をするか。原油供給より中東情勢の今後が心配だ。
そして、FOMCでは米株が調整するリスクもあろう。
でも、日本株は堅調、とならないか。そう期待したくなる。
米金利が上昇すれば、バリュー銘柄が相場をリードできるだろう(上図)。