円高にならない理由、エビデンスがはっきり示された。
生保年金の外債投資が2019年上期も前半期同様
高水準なのだ。以前当コラムで指摘した通りだ。
8月米金利急落時に為替は105円付近から値動きが鈍くなった。
直観的には米金利低下に連れて100円辺りまで到達してもいいほどだったが
一向に円高にならなかったのは、恐らく生保年金のおかげだ。
あ、あとGPIFも。
これから米で利下げが始めるので金利が少しでも高めのうちに、と慌てたのだろう。
あの1.43%までの米10年債金利の低下も、彼ら日本勢の仕業かもしれない。
値動きからすると、105円はかなり固い感じだった。
米ではさらなる利下げ観測があるが、日銀も今後は動くかもしれない。
この外債投資はまだ続くとみるべきだろう。日本株の支援材料だ。