台風19号の甚大な被害が続いている。
被害に遭われた方々に謹んでお悔やみ申し上げます。
今回、真剣に被害に遭うことを想定した。
巨大台風の中心が東京湾を通る予報が、数日前から出続けていたからだ。
高潮はピンポイントの気圧が大きく影響する。
かなり備えたが、準備不足もあった。
高潮、なんとかセーフ。インフラも止まらず湾岸住人は幸い助かった。
朝の散歩でさっき見に行った。普段の護岸沿いの低い歩道(海抜2Ⅿ)は海水に
浸かった跡があった。手すりに藻が巻き付き、貝が打ち上げられ、
カニが干上がっていた。
海抜3Ⅿの歩道にはこれらが無かった。
恐らく、あと2Ⅿで堤防を越えたと思う。
つまり増水と高潮で+2Ⅿ超 今回水位が上がったのではないか。
東日本震災では、当地は+1.2Ⅿの津波が来た。
今回はそれより危機が迫っていた。
これで電力・水道・通信網・交通網等のインフラが大規模に壊れたら
完全に首都圏全域が丸ごと孤立することになっただろう。
何んも無い東京に閉じ込められることになるのだ。
計画運休で電車、飛行機全てがストップした土曜日を前に
実は「あー閉じ込められた」と感じていた。
生活機能が死んだ都会に人間だけ異常に多く残されれば本当に恐ろしい。
店に何もない、電車他で移動できない、水もない、では生存に困る・・
で、同じように困る人間が周囲に山ほどいるのだ。
店で少ない商品を奪い合うのだ。
それが数週間も続くとしたら、生き地獄だ。
やはり、自分は生かされている。
難を逃れた皆さん、我々は生かされている。
大げさな? いや、私は大げさとは思わない。
与えられた機会がある限り、前を向き強く生きねばならない。
生かされているのだから。