昔、某物流リートの社長が物流施設の需要が強いと
説明していた際、「供給が需要を作る」と言っていた。
は、?何言ってんの?と思った。
だが、今首都圏で、その通りになりつつある。
過去最高の物件供給があった2019年、首都圏の
物流施設の空室率は7-9月期、過去最低の2.4%まで低下した。(図)
ちなみに、2017年の近畿圏では、施設の大量供給でエリア空室率が
一時14%付近まで一気に上昇した。
2018、19年と供給の多い首都圏でも同様の事が起こると
身構えたのだが、首都圏の状況は全く違った。
足元の大量供給で特に心配された圏央道周辺の空室率も、
昨年は一時10%以上と聞いていたが、今年6→9月末で
7.2→2.5%へと足元で急低下している(CBRE:日経)。
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ちなみに、Jリートのファンダメンタルズは、
オフィス、住宅、そして物流、いずれも本当に絶好調だ。
相場としても、一直線の上昇から高値付近で一旦休憩の感があるが、
すぐ大調整に向かう気配もない。Jリートの魅力は簡単には衰えない。