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佐伯祐三「ガス灯と広告」

3連休、いかがお過ごし?

 

画家 佐伯祐三、ご存知な方も多いだろうか。

「ガス灯と広告」という画だ。

 

展覧会にも行ったことはある。

以前確か神奈川県立近代美術館(葉山)で。

だが、数年前までは、作品を観てもあまりなにも感じなかった。

しかし最近は、たまらない!

 

つい先日、竹橋の東京国立近代美術館で観てきた。

所蔵作品なので、写真可なのだ。撮ってきた。

 

クーーーー、シビレル!!

感電死しそうなくらい(笑)!!

 

3回、観た。計15分は、前に居た。

前で座れるので、立って座って距離を取って、じっと見た。

 

壁のポスターにはあまり何も感じない。

壁の奥行き、背景の重ねた時間、に得も言われぬ感動を覚える。

道の描き方、影の描き方、・・・

時間を、歴史をどうして描けるのだろう。

どんだけ、カッコいいのだろう!

 

時間を感じさせる所が、以前当コラムで紹介した戸嶋康昌と近い。

 

この画は、向かって右斜め45度から観るのが最適だと気付いた。

しかも、5Ⅿ位離れて観ると、ものすごい写実的にクリアに

リアルに対象が浮かび上がってくる。

 

私はよく距離を変えて画をみるようにしているが、

佐伯の画を遠くから観ることを今まで試していなかった。

離れるとさらに凄いことに今回気付いた。

 

ん~~、たまらん。写真を見てると、また行きたい。

 

竹橋なので毎日新聞だけで周囲になにもないため、

意外に混んでいない美術館だ。

しかしさすが国立、所蔵品のレベルが違う。

上野の西洋美術館などもそうだ。

 

ブラック、クレー、セザンヌ、松本竣介、川瀬巴水、

安井曽太郎、藤田嗣治、萬鉄五郎など、

私の好きな画家の画も多く、他に重要文化財の作品も多い。

 

企画展などと比べ料金も安いし、本当に素晴らしい画が多い。

 

以前も書いたが、有力美術館の所蔵常設展示、が私は好きだ。

静かに安価で鑑賞できる。

 

佐伯と似た画風で荻須高徳、もいい。(当館には画はないが)

版画(シルクスクリーン)などでも見かける。

以前、銀座6丁目の画廊、ためなが で個展もあった。

 

・・この写真、伸ばしてポスターにしたいなあ。

 

週末は、右脳に刺激を。