景気が良い、悪いというとき、景気マインドが盛り上がっている、とか盛り上がりに欠ける、とか言いますね。
マインドとは人の気持ち、景気の気のことですが、ではマインドがどの位良いか悪いかは、何を見ればわかるのでしょう?
景気マインドを知るため最も良い指標は、景気ウォッチャー調査だと思います。
数多くの景気指標をみてきて、個人/家計の景気マインドは、この指標が最も的確に現状・先行きを示すと思います。
毎月内閣府から発表されています。毎月、見ていますか?
毎月、見るようにしましょう。
昨日、10月分が発表されました。
現状指数が異常に大きく落ち込んでいます。
消費税と、度重なる台風、甚大な被害の影響でしょう。
しかし先行き指数は、9月に大きく落ち込んだものの、10月は結構回復しています。
消費税が心配されて9月に下がったものの、10月の株価上昇、さらに消費税のポイント還元等の施策の効果などがプラスに作用したものと思われます。
現状指数の落ち込みの大きさは気になりますが、先行き指数が大きく戻り9月の下げは一時的だったと分かることは重要です。
将来に対しマインド悪化を過度に悲観する必要は無さそうです。
景気ウォッチャー調査、毎月10日頃発表です。毎月チェックしましょう。
ちなみに私はいつも、株価との相関が高い、と思いつつ見ています。