海外勢の日本株買いが続いている。
以前当コラムで取り上げた通り、
投資主体別売買代金では10月3週以降、
大幅買い越しに転じ、昨日発表の直近週(11月1週)まで
概ねその勢いが続いている。
海外勢は、日本株をアンダーウェイトしている。
(基準とするベンチマーク指数ウェイトより保有が少ない)
トランプはウクライナ疑惑で公聴会等で追及を受け、また州知事選挙でも一部で共和党劣勢が伝えられる中、再選へ向けたアピールが必要だ。
米中交渉を破談にしマーケットを混乱させることは、今はしたくないのではないか。
中国も、足元の景況が悪いからこそ、財政・金融政策の両面で景気を下支えせざるを得ないだろう。
そして海外投資家は、そんな米中を見越し、年末年始の株価が上がり易い時期を前に、日本株のアンダーウェイトを修正しに来ているのだろう。