動く幅が小さく「ずっとマイナスでしょ」と思われがちな日本の金利だが、
10年国債金利、10年月足を、改めて見てみよう。
2016年の英国民投票時(ブレクジットが勝利)と足元2019年夏にー0.3%付近まで下げたが、こうしてみると長期足できれいに一旦ダブルボトムを入れたように見える。
以前から指摘しているが、米債金利は2012、16、19年のトリプルボトムだ。
日本国債の金利は米債金利に連動するので似たように見えるが、どうなのだろう。
日米ともに今後金利は上昇するのか?
物価の環境は日米でかなり異なるので、日本はマイナス金利時代から今後簡単に脱却できるとは思えないが、・・・。
日米共に金利の底は入れたように見えるが、今後上昇するのか。あるいは底這いか。
直観的には、日本では上がらないが米では上昇する可能性があるように思う。
特にトランプが再選できる状況に近づくほど、米金利は上昇し易くなると思う。景気浮揚と財政出動、両面から彼の政策の場合、金利には上昇圧力が掛かりやすい。
連動性は簡単には崩れにくいとすれば、日本も景気対策等で意外に株価が上がり景気が回復し、金利がプラスになるのだろうか。
・・・あるかもしれない。
金利底入れの意味を、今後も探りたい。