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新興国の危機の火種

インドでは経済減速で一部銀行の債務問題が起きている。

また中南米も経済減速、財政悪化、インフレ、が進行中だ。(図)

 

米が低金利でも、新興国では既に債務が問題になっている。

 

しかし6月にも指摘したが、株価指数は、インド、ブラジル、メキシコ、・・・

多くの新興国がまだ史上最高値圏だ。

2019年06月28日 - ハイリスク新興国株、最高値更新中

(アルゼンチン株は、国情がひどすぎ8月に暴落したが)

 

なぜか?

 

ひとえに、米の低金利のお陰なのだ。

 

世界的な異常な金融緩和でリスクマネーの行き場が無く、ファンダメンタルズを無視し新興国に流れる。ボンドでまともな運用ができないためだ。

 

つまり、米金利上昇か、米株の下落がもし起これば、急転直下、新興国は株価も一転急落し、即激しい債務危機に見舞われることになる。

 

当面は金融緩和とトランプ再選狙いで株価は底堅いが、今も危機は蓄積している。今、株価が高いだけに、ショックが来れば破壊力は大きい。