興味深いデータだと感じた。
OECDがまとめた世界の児童の教育水準のランキングだ。
読解力、数学、科学の3項目で国別にランキング。
この中で上位3つにランクされる国は、アジアが独占。
中国が全てで1位、シンガポールが2位、マカオが3位。
我が国は、読解圏外、数学6位、科学5位。
異色なのが、エストニアだ。読解5位、数学8位、科学4位。
すごい。え、どこだっけ?
バルト3国の1つ、最も北の国だ。
首都タリンは、北欧バルト海をはさみ北にヘルシンキ、西にストックホルム、東にサンクトペテルブルクが位置する。地理的に非常に重要な港町だと直感できる。誰かにヘルシンキから船で行ってみるといい、と言われたことがあった。教育先進国、フィンランドの影響があるかもしれない。
ポーランドも凄い。2つランクインだ。読解10位、数学10位、科学圏外。
教育水準は、国家の力そのものだ。
人材こそ長期的な成長力の源泉だ。
この2か国には行ってみたい。何かが違うはずだ。居心地が悪くないのではないか。英語も通じやすいだろう。
中国は末恐ろしい。デジタル覇権の背景には高い教育水準がある。
貿易戦争でも、知的財産の分野では、実はとんでもなく西側陣営のはるか先をいっていて、デジタル覇権は既に完全に牛耳っている、かもしれない。我々は、中国のレベルを正確に知る手段を持たない。特許申請数で中国は目下断トツの世界一だ。
なお、アメリカは読解13位、数学37位、科学18位。
覇権国家は、数十年後には、アメリカ→中国に移行しているかもしれない。