昨日の米FOMC(米連邦公開市場委員会)は示唆に富む。
米FRBのメンバー17人の意向が分かるドットチャートを
前回9月と比べると、今後の金融政策に対するメンバーの
気持ちの変化が分かる。
足元3回(7、9、10月)の予防的利下げ後、利下げは一旦終了、
はコンセンサス通りだった。
一方来年の見通しについては、
複数回利上げすべきと考えるメンバーが9月はかなり居たのだが、
今回利上げ派は大きく減り、やるとしても1回のみと考えるメンバーだけになった。
来年はさらなる利下げもない一方、利上げの可能性も大きく下がった
ことは、株式市場にとって小さくないプラスだと思う。
パウエル議長は、無事予防的利下げ局面を終わらせることができた。
今後、3回の利下げ効果が、じわじわと株価押し上げ効果を発揮するのではないか。