来期2020年度(2021年3月期)の業種別の純利益増益率予想のグラフを示す。
(出所:ニッセイ基礎研、画:テレ東)
全産業ベースでは目下+7%程度の伸びに留まる予想だが、今期に利益が大きく減少する予想の業種では、反動で来期予想の増益率が大きい。
上位には
鉄鋼・非鉄+80%
医薬+60%
エネルギー資源+40%(石油)
電気、精密、食品、機械、自動車+15%
等が並ぶ。
さらにこの図の青字は中国関連、とも言えるが、みな総じて今期が厳しいだけに来期へ向けたプラスの変化が大きい。
中国の景況底打ちは再三当コラムで指摘している。
中国が回復すれば、株価にはまだ妙味が大きい業種と言えよう。