バンクオブアメリカの投資家調査では、景気・業績見通しが足元急回復、とのこと。
10月以降の2か月で過去最高の急変化、急改善とのことだ。
予想が当たると定評だった債券王ガントラック氏も、今年は景気後退入りだとの見方を今月改め、間違いを認めたそうだ。
彼らが間違えた理由は、長短逆転、逆イールドだろう。
逆イールドの後景気後退が起こるとの過去のパターンを当てはめたが、違った。
逆イールドは、長期債が極端に買われ過ぎ長期金利が急低下したことで一時的に生じただけだったようだ。米10年債に世界の投資資金がイールドハンティングの目的で集中したため起きた現象だ。
つまり2019年は債券を過度に買い過ぎた1年、債券市場に資金が集中した1年だった。景気も悪化していて止む無い展開だったとも言えるが、足元景気は底打ちから回復への兆しが見えている。
世界にあふれる緩和マネーは、今秋まで債券市場に集中していたが、来年は株式市場や商品市場にその一部が向かうだろう。一部、が向かうだけで両市場には大きなインパクトがあり得る。
明日、コラムは休みます。
皆さん、サイトマップで過去1年半の蓄積を、よく見返して復習して下さい。
健全な投資をしたいなら、自ら学ぶしかありません。