物流施設の好調、留まる所を知らない。
図は不動産リサーチ会社最大手、CBREの直近の調査だ。(-2019.3Q、一部同社予測)
首都圏大型マルチ物流施設の需給と空室率の実績と予測。
近年は空前の物件建設ラッシュ、と言われ、圏央道エリアでは一時15%近い空室が発生したが、足元は2.5%まで低下したとのこと。急激な空室消化に驚くばかりだ。
CBREの予想では、この先さらに空室率は低下するとのことだ。
私は決してEコマースの需要だけが理由ではないと思う。
人手不足による物流拠点集約・効率化の需要が、
消費財・日用品大企業のテナントで幅広く生じているとみている。
FMの時「建てれば入る」と強気を張る物流リートの意見を諫めていたが、私が間違っていた。この需要の強さは、いったいいつまで続くのだろうか。
大型マルチ物流施設、つまり大型配送センターの
物流施設全体に占める市場占有率は、日本ではまだ米の1/3程度と聞く。
賃料も物件価格も高いとは思うが、需要が強く下がる気配が無い。
完全に市況を読み間違えました、反省。