日経マーケット面に面白い記事があった。読んだ方もいるだろうか。
ミシガン大の調査で、翌年の市場で株高を予想する投資家の割合が高いと、実際には下落することが多い、とのこと。
今年の来年予想では64%と近年では最高レベルの高さらしい。
もしかしたら、記憶に新しい2018年パターンのようになるかもしれない。
年始は上昇し天井を打ち、年末に下落、という形だ。
万が一のトランプ敗退、民主党大統領となり法人大増税、となれば、その線もあり得る。
ただ今は、米欧日とも中央銀行が金融緩和に対して柔軟なスタンスであり、何かあれば追加緩和カードを切ってくる状態だ。本当にトランプが負けでもしない限り、なかなか株価は大きく下がりにくい。そこが2018年とは異なる。
その意味では、逆に景気が良くなり過ぎてインフレになり、金融緩和が維持できなくなる、というシナリオの方が株価下落を誘いやすい。
来年は金融・財政の政策効果を見極める年だ。