新型肺炎の拡大を材料にして円高、株式市場も軟化している。
こんなとき見るべきは、Jリート市場だ。
東証REIT指数は昨年11月の2100ポイントで底打ちし、足元反発。
この値動きには2つの意味がある。
1 Jリートは株式市場の逆指標
株価の軟化で、投資資金の避難先となるのがJリート市場だ。
逆に言えば、このままリートが回復することは、株価が軟調になることを示唆する。
また、肺炎騒動が落ち着けば、株価の回復と共にJリート市場も休憩する。
2 今の物色の矛先はオフィスリート
主力セクター、オフィスリート各社の業績に不安は少ない。
ホテルリートは肺炎の影響が懸念され厳しい一方、
昨年来大幅上昇後休憩していたオフィスリートに
再度上昇の気配がある。
米金利の大幅上昇さえ無ければ、Jリート市場は底堅い。
株式市場を見通す意味でも、東証REIT指数はよく見ておく必要がある。