日本の不動産にバブルの兆候が見られる。海外勢の日本の不動産投資が再び活発化しているようだ。
(左図は累計額)
かの米系最大級の投資ファンド、ブラックストーンが、2014年に2000億で買った物件を一部追加して2600億で転売し、それを3000億でまた買うそうだ(日経)。
相対的に東京が実質利回りの点で他国都市よりましだからだ。他都市の不動産が高過ぎるから割安に見えるだけだ(前図)。
クレージーな話が出てきた。いよいよ、だ。
高騰が続くオフィスビルは、2019年、再び価格上昇に拍車が掛かっている。(前図)
これを背景に一部オフィスリートが足元で高値を更新しているが、ここからの上値は、バブルと言うべき域に差し掛かっていると感じる。
現物投資もリートへの資金も、行き場のないリスクマネーの仕業だ。
相場の仕上げ期では、どうしても毎回こういうバブル的な形になってしまうようだ。
実は、オフィスリートの投資口価格の足元の動きは2007年ととてもよく似ている。
危険信号だ。