不動産情報で有名なCBREが集計した、
首都圏の大型賃貸物流施設の空室率は、
足元2019.12月期に四半期データで過去最低を更新、
1.1%まで低下した。(前図)
2018年以降圏央道エリアで大量供給があり、空室率が
このエリアでは10%を越える所まで上昇していたが、
足元なんと1.2%まで低下した。
また2017年に供給過剰で一時10%を越える
空室率だった近畿圏の同空室率も、4.0%まで
低下した。
ネット通販他、ECの拡大もあるが、大型施設への移転により
物流ネットワークのコストを引き下げたい大手企業の床需要が
後を絶たないのだろう。
2020年の供給は19年より少ないが、21年は過去最高の供給予定だという。
当面は不安材料が無さそうだが、この需要の強さ、どこまで続くのか。
20年以上続く、この超メガトレンドを、物流企業のアナリスト時代から、
ずーっと、見続けている。ホント、感心してしまう。目下終わる気配がない。