バフェット指数とは、米投資家ウォーレン・バフェット氏がかつて「いかなる時でも通用する、単独で株式市場の割高・割安を判断する最良の指標」として挙げた尺度。
株式時価総額を名目国内総生産(GDP)で割って算出する値。
世界全体の同指標は19年12月末時点で103%強と金融危機前の07年12月末の99.6%を超え、03年以降では最高。
世界の株式市場のバブルの膨らみ具合が端的に分かる。これを受け米のMFSという運用会社は株の組み入れ比率を抑制し続けているそうだ(図)。
各国中央銀行がマネーを供給しまくっているのだから、ある意味当然かもしれない。
このグラフで壮大な中央銀行バブルが確認できる。
今、歴史的な高水準だ。
問題は、これがいつ、何のきっかけで弾けるのか、弾けないのか、だ。
今まで膨らみ続け、弾けていない。
金融緩和出来ない経済・金融情勢になれば、弾ける。
また、政治が金融緩和を志向しなくなれば、弾ける。
今すぐそれが来るとは思えないが、例えば
民主党左派候補が米大統領になれば、あり得る。
多少の危機が来ても、対策を打つリーダーが居て
対策が打てる状況なら、簡単には弾けない。