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円安は政府の対応ミスによる日本売り?!

今回の円安は、感染者数のピークアウト、一巡に伴うリスクオン転換かと期待した。上海株も昨日は感染増加数の減少、金融緩和で上昇した。

 

しかし、この私の判断は早計だったか。日本政府のクルーズ船対応ミスによる、純粋な日本売りかもしれない。

 

 

日本政府の対応は海外から批判されている。

「クルーズ船客の中には、検査では陰性の感染者もいるかもしれないのに、

日本政府は隔離せずそのまま普通に下船させている」ということだろう。

クルーズ船の外国人は、自国でさらに2週間隔離されるケースも多い。

 

クルーズ船はマスコミで感染培養船とも揶揄されていた。

感染率(感染者数/乗船人数=634/3600)が18%にも達した異常な空間だ。

船内で隔離体制に不備があるのは明らかで、事実上乗船者の大半が

感染者と濃厚接触している状態ではないのか。

食事はバイキング形式もあったという。

検査で陰性でも普通に下船し帰宅していいのか、帰宅後周囲にうつさないか、

乗客自身も不安だろう。

 

この判断を契機に、日本で今後感染が拡大するとのリスクを感じて

為替市場では円を売っているのかもしれない。

 

あるいは、市場はこの判断を契機に日本政府不信、そして安倍政権の支持率が

低下することを見込んで円を売っているかもしれない。

(上図世論調査:時事通信、2月6~9日実施)

 

安倍売りとみるなら、海外投資家は円安でも日本株を買わない。

 

今後日本で感染がもしも大きく拡大したら、盤石だった安倍長期政権も危うい。

そうなれば、株価にはストレートにネガティブだ。

海外投資家は、政権の不安定化を最も嫌がる。

 

さて、感染者が今後どうなるか?

感染者は少なくとも多少は増えるだろうが、重篤者が増えなければ、

政権はなんとか切り抜けられるのか。あるいは急増するか。

経済活動の回復が遅れ、景気後退に陥るか。

 

 

安倍政権、まな板の上の鯉だ。

また、世界の金融市場において、日本市場も、まな板の上の鯉だ。

 

マーケットは、円安メリットと日本売りが交錯し予断を許さない。

 

 

皆さんも、まだ感染リスクに対し油断しない方がよいと私は思います。

あと1日で3連休、頑張りましょう☺