中国の景況感が劇的な悪化を見せた。2月は35.7とリーマンショック後(2008.11)の過去最低を下回った(前図、国家統計局;日経)。本日2日先ほど11時前に発表された中国の財新の2月製造業PMIは、40.3で市場予想の46.0を下回った。
しかし、上海株は発表後一段高し、11:40時点で2.7%も上昇。
また、世界のスマホ出荷台数予想も下方修正された。2020年予想は1.5%増(2019.11)→2.3%減(今回)。
これから次々に悪い数字が出る。激しく悪化する実態が徐々に明らかになろう。
先週急落した市場は、この数字をどの程度織り込んでいるのか。
本日市場の動きでは、これらを一旦織り込みつつある感、だ。
市場の急落による催促により、またトランプによる催促もあって、FRBは利下げを今月にも再開するようだ。ついに米で死者も出た。
流行が長期化するのでなければ、悪い数値は一旦織り込んでいる可能性がある。
市場はまだ、完全に腰折れしてはいない。
肺炎の影響が長期化しなければ復活できる。
今朝、武漢の病院のベットが、退院者が増えて
空きが多く出ている、とのテレビ報道があった。
中国からの情報なので真偽のほどは分からないが、
事実ならば、対策の徹底により今後他国でも
感染は収束すると期待させる出来事、と感じた。