週末NYダウ、正直昨日は底割れを恐れていたが、ギリギリ踏みとどまった。
ここで止まってくれればダブルボトムだ。
日経平均海外先物は、PBR1倍(日経平均20700円台)で止まらず20320円。
2月雇用統計は強い内容だったが、それを軽くぶっちぎって
ドルと米株は一旦下げたが引けに少し戻った。悪くない。
米10年債金利、激落だ。0.66%割れまで!激し過ぎる。
円高は104円台まで。105円付近で止まれるか、重要な攻防だ。
GPIFが買い支えるかもしれないが、104円を抜けたら一気に100円が視野に入る。
VIX指数は50をつけた。2018.2月以来だ。ここ数年で最高水準。
リーマン来の10年に1度の劇的な下げ相場だ。
来週が焦点だ。底抜けかダブルボトムか。
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武漢のそば、中国南部、500キロ離れた南京在住の日本人が
現地からTV出演した。(BSTBS 報道1930 3/6)彼曰く
「南京の市民は、共産党に厳しく指導されて外出しないのではなく、
本当にウィルスが怖いので、外出しないのだ。自らの意思だ。
日本人も韓国人も、認識が甘過ぎる。日本の対応は遅すぎる。
今回やっと中韓人の入国禁止を日本政府は発表し、
その対応を韓国は批判しているが、何を言っているのだと思う。
中国ではこの対応を逆に歓迎している。」
と生出演して答えていた。
南京では感染対策が非常に徹底し、住人は自主的に殆ど外出しない。
ここ2週間、南京市内の新たな感染者は0だそうだ。
それでも、3月中は、この外出自粛が続こう、と言っていた。
中国では、これだけ警戒されている。
経済活動どころの騒ぎではない。武漢に近く、生死が掛かっている、との認識なのだ。
中国人の危機意識は日本人を遥かに上回っている。
中国経済への影響は甚大で劇的だろう。
日韓イタリア、イラン、時間差を置いて、欧米でも広く拡大は必至。
コロナショック、経済への影響は少なくとも一時的には劇的なものとなる。
人体に例えれば、一時的に血液の流れが止まるに等しい状態かもしれない。
一時的にせよ、もの凄い経済の急悪化、業績の凄い下方修正が
今後数値で出てくる。かなり織込んだものの、株価が耐えられるか。
理想売りのあと、現実売りがどの程度の深さか。
検査体制の不十分な日本は、感染者数を海外から信用されていない。
世界から疑いの目を向けられる状態が続くだろう。
さらに米金利急低下でドル安円高だ。日本株は外人売りが止まりにくい。
昨日はギリギリで底割れ回避。この意味は結構大きいとも感じる。
よく、抜けなかった。
株価も感染も、来週が正念場だ。