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もしショートなら、いつ手仕舞う?

今頃、WHOはパンデミック=世界的大流行、認定だ。

このコラムでは敢えてパンデミックという語を極力使わない

ようにしてきたが、中国に忖度するWHOは後手に回った。

 

期待されたトランプ演説も空振り。「英除く欧州からの入国 30日間停止」だけ。

大規模な経済対策に触れず、失望で米株先物大幅安。

 

だが、米債市場は東京時間、全く動揺していない。

為替市場も103円まであったが、数日前と比べさほど大きな動きではない。

上海株市場も激落はしてない、1%安あたりだ。

株以外は、そこそこ落ち着きを取り戻している。

 

株式市場への追加ネガティブ材料が先日の原油以来立て続いている。

だが中国の感染の落ち着きを見ると、

感染対策が徹底される国では、感染の完全終息はまだだろうが、

感染拡大を収めることは出来そうに思う。

 

日本も検査が進まず感染者数の数値が海外から信用されてないが、

死者数はごまかせないだろう。日本では感染抑制が徹底し

イタリア、韓国、他の国々に比べ、劇的に少ない。

 

さらに、激しい値動きには、最後は市場に政府が介入してくる。

(為替で財務省が動く、日銀の大規模ETF買い、等)

 

もしショートをしてたら、いつ手仕舞うか。

この、後手のWHOのパンデミック認定、が1つの合図かも

しれない、とふと思った。