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コロナパニック一巡、のエビデンス

コロナパニック、いかに売りがすごかったか、金の売りがそれを示している。

 

通常、危機では金は買われる。真逆の値動きにそれが表れている。皆、キャッシュが欲しいのだ。

 

市場が下がり、社債市場も窮屈になり、損失を埋めるため慌てて換金売りを出した投資家(左図)だけでなく、売上が0になり現金が不足し資金繰り倒産しそうな事業会社も、同様に換金できるものを皆投げ売りしたのだ。

 

どうやら金まで売るパニック換金売買は、この世界中の企業の行動が原因ではないか。個人・家計でも同様に売った人も多かったと想像する。

 

決算期末でもあり資金繰りに不安を覚えた企業の慌てぶりが表れた現象に思える。

 

そうならば、このパニック売りは今週末には終わる。週初からの金の上昇は、それを指しているとみられる。

 

 

 

足元の世界の株の戻りも、この「ドル現金確保のための世界中の企業・家計のパニック売り」の一巡、で説明できそうだ。

 

今後は、アメリカの感染爆発の行方が注目だ。抑制できるか。

トランプ再選もこの行方に掛かっている。失敗すれば再選は無い。

大統領、必死だ。再選できなければ、株価の上値はない。