アメリカの景気を見る時、大切な目印の1つは
家計の金融資産、だろう。
さて、米GDPの内訳で、製造業:非製造業の比率は?:? だろうか。
私のセミナーに出た方は分かるだろう。
1:8 だ。
製造業は、米では大半が空洞化した。
米自動車産業を思い出せばわかるだろう。航空産業も今後危うい。
GAFAは皆非製造業。
非製造業≒サービス業、だ。
サービス業の顧客は個人の家計。
家計資産が増えれば、消費7割のアメリカ経済は盛り上がる。
家計資産がなぜ増え続けてきたか。
米家計資産の半分が株、だからだ。
株が上がれば消費を刺激し経済を活性化する。
株の資産効果、だ。
つまり大胆にまとめると、
アメリカとは株の資産効果がGDPを動かす国だ。
株価急落は、家計の金融資産の圧縮を通じ
ダイレクトに米GDPを即、収縮させる。
GDPは1-3月から悪化が始まり4-6月期は劇的だ。
トランプが株価を最も気にするのは、正しい。
米株価を戻さないと、米経済、ひいては世界経済が壊れる。
今の株価は、その悪化のどこまでを織込んでいるのか。