トランプ米大統領は昨日、議会に対し、2兆ドル(約216兆円)規模の
インフラ法案の可決を求めた(bloomberg)。
先日可決した2兆ドルの経済対策は、
直接給付や雇用支援のための中小企業向け融資、
失業給付の拡充、航空産業などの産業支援などが柱。
米GDPの1割、約220兆円超に上る史上最大の財政出動だが、
今度は同規模の追加のインフラ投資を、すぐさま求めたのだ。
金融政策でも、政策金利を一気に0%にし社債まで買い取る
劇的な緩和を断行した。
合わせてGDPの20%にもなる対策だ。異常ともいうべき規模だ。
経済と株価を立て直さないと再選が無いトランプ。
慌てるのも分かるが、日本とは比べ物にならない彼の危機感が良く分かる。
彼の心配はGDPの1割でも全く収まってない。
直近では支持率が上昇しているようだ。
強力なリーダーシップを発揮すべき危機は、彼に追い風。
米では戦時との認識だ。
一方日本には戦時との認識はない。そう感じる。日本は、遅すぎる。
石橋を叩いて渡ろうと調べているうちに石橋が壊れる、のではないか。