企業は厳しい時代になると、コスト削減、リストラばかりだ。
確かに短期的にはやむを得まいが、デフレで固定費削減、
だからで設備投資も止め人件費もカット、では
長期的に会社が小さくなるだけ、縮小均衡に陥るだけだ。
これからの時代は、生産性を上げるために、
量を追いかける時代ではない。量産の生産効率を高める時代ではない。
売上=生産数量✖価格 だ。
量を追わず、価格の引上げで生産性を高めるのがこれからの時代。
価格を上げるには質を高めるしかない。
高付加価値化の出発点は、人だ。質の高い労働環境だ。
シリコンバレーの優良企業のオフィスを想像して欲しい。
あれだから、質の高い人材が集まり高い付加価値を産む。
多くの日本の、特に大企業のやり方が間違いであることが分かる。
設備に投資せず、自社株にももちろん投資せず、人材に投資すべきだ。
出来ないのは、年寄り経営者の固定観念がネックなのか。
すぐ人件費、人件費、と言っているようにみえるが。
いい人材など簡単に集まる。
給料を上げればいい。
倍払うと大々的に募集し、予算に応じて人数を絞ればいい。
また、既存の皆さんの給料が増え残業が減れば、集中力・真剣さが増し
仕事の効率は相当に上がる。
生産性向上で人件費増を吸収し会社に増益をもたらす!
皆さん、そうですよね!!(笑)
逆に投資家目線で考えれば、給与の高い企業は見どころがある。
以上の考え方をする経営者がいる企業かもしれない。
SDGsの考え方に基づいても、従業員を大切にする企業は投資対象として注目を集めよう。
銘柄選択でも参考にしてみると面白いかもしれない。