物流系リート、足元でも絶好調だ。
CBREによると、3月の首都圏大型施設の空室率は0.5%。
史上最低を更新中。
Jリート市場全体では上値は追いづらいだろうが、
今後も好調を維持する可能性のある唯一のセクターだ。
理由は2点。
1巣籠もり消費
Eコマース(EC)、宅配需要の恩恵。また、コンビニ・日用品流通の効率化。
2顧客企業の物流コスト削減ニーズ
物流拠点の効率化で一段のコスト削減を狙う顧客企業の増加。
リートの保有する高機能配送センターへの集約。
だだ、経済封鎖が長期化すれば、貨物量が減少するリスクがある。
貨物はEC、巣籠もり関連だけでない。
製造業、例えば自動車部品関連などは一時的に大きく減少しているはずだ。
影響が短期で済めば問題ないが。
また、2021年は2019年と同様、物件供給が再び増える。
景況の急激な悪化で、賃料の伸びは鈍化するかもしれない。