当コラム「ブラジル危機」でも伝えたが、
先進国では落ち着きを見せるコロナ感染は、
新興国では今、急増中だ。
12日、ロシアが米に次ぎ、ついに世界2位の感染者数となった(23万人)。
さらにブラジルが、ロシアを追いかけ2位を争うのではないか。
このままでは、コロナが収まらない中、通貨安等金融不安を起こし、
経済にもその打撃が波及し、疫学的危機、経済危機のダブルパンチが
同時に来る。
ブラジル、ロシア、イラン、インド、メキシコ、・・・・
前図グラフの先進国は全て、人口が多く、さらに経常赤字の国だ。
危機では通貨売りを狙われやすい国ばかり・・・。
先進国は、同時ダブルパンチをなんとか避けている。
だが、医療体制の不十分な新興国では、対策の打ちようがないのではないか。
新興国ではコロナを早期に収束させる方法は、あるのか。
図に無いが、アフリカ諸国も感染拡大中だ。
感染者数の集計もままならないのではないか。
コロナは新興国にとっては国家存亡の危機となるかもしれない。
そして大げさではなく、近い将来。
早ければ3か月以内、遅くとも年内だとみている。
そうなれば、先進国も影響は避けられない。
バフェットが、大量保有するエアライン株を全売した。
正しい判断だと思う。国際線の完全再開には数年はかかり、
多くのナショナルフラッグは耐えられないだろう。
独ルフトハンザ、大丈夫なのか。
先進国は、自国のことばかり見ている。