世界一の株式投資家バフェット氏、
米エアライン株全売に続き、ゴールドマンザックス株も
3月までに8割売却したそうだ。
この意味は大きい。
リーマンショック時、彼は下げた所を逆に買っていた。
投資銀行バブルが崩壊した当時、先頭を走っていた
ゴールドマンにリスクがあると当時私は気になったが
彼は成果を挙げた。
しかし、今回のコロナでは売りだ。
分かる気がする。
世界一質の高い人材を誇るゴールドマンを売るということは
金融業界が今後一変するのでNo1のGSでも持ってられない、という意味だと思う。
大きな不況、景気後退、危機では、必ず最後に金融機関にそのツケが集中する。
恐慌なら破たんもある。
また、フィンテック攻勢で、金融業界は大再編時代となり、
総合金融サービス業として、従来の銀行・保険・証券他全体が再編され
1、2つになるとか、FBなどが大きく台頭しリプレイスする、など
のシナリオもあろう。GSが高い付加価値を得にくくなるからか。
ただ、その大変化でもGSが生き残る可能性もあるため、
2割を残したのかもしれない。あるいは単純に割高だからか。
いずれにしても株価は、バフェットほどの厳しい認識を
まだ織込んでいるとは思えない。
これから、だろう。
私なら、一旦全売だ。
見通せるようになって買い直す方が賢明だし、底は拾えなくとも間に合うと思う。