株は上がる。
TOPIX、PER(株価収益率)は23.7倍(26日)まで上昇。
EPS(一株当利益)は業績不芳で減少。(図)
半数以上は予想利益を発表できてない。
実態はもっと減益だろう。
で、なんで上がる?割高なのに。
自粛が解除されたから?
異常な金融緩和、理由はそれだけ。
世界の金利が0になり、ありあまるカネに行き場がない。
一方、世界中でなりふり構わぬ緩和、カネの超バラマキが行われている。
PERは益利回りの逆数、
金利水準から市場が要求する株式の益利回りが低下しているので、
低益利回り=高PER、が許容される。
と、理屈で言えば、こうだ。
下手をすれば、短期ではさらに大きく上がり得る。
株式市場は、また余計な膨らみをはじめた。まだ、膨らみ続けてる。
国家と中央銀行の信認を犠牲にして。通貨への信認を犠牲にして。
次の感染流行は、弾ける引き金。
世界でみれば、感染は収まらない。ブラジルをみよ。
市場は破滅的な暴落への準備を始めている。