瓦、階段。しぶーいお話(笑)。
若い頃、小僧の頃(笑)には、全く興味がなかったのですが、40歳ころから変わりました。年月を経た瓦の趣、階段の味に惹かれます。
「はあ?なに言ってんの」と思う方も多いのでは。でも、分かる!という方、居ませんか?
例えば前写真。これはスウェーデン、マルメの家屋の屋根。超、気に入りました。2013年だったかな。当サイトでもこの写真使ってます。
なぜ、イイなと思うのだろう。
風雪に耐えた時間を感じるからでしょうか。1つ1つの個性がまたいい。
奈良に鑑真和上の唐招提寺や世界遺産、元興寺がありますが、古い瓦はよいですよ。
たくさんの屋根瓦だけを描いた絵があるのですが、30代の頃は、
なぜ描いたのか、何がいいのかピンと来なかったです。
今なら、なんか分かるような気がします。
階段もいい。
階段の味わい深さは、古寺に行けば分かります。
京都神護寺の階段、が私のナンバー1かな。(上写真、自写)
なんでいいのか、でも素晴らしい。何枚も写真を撮ったり・・。
少雨だったが、濡れた感じがまた最高。
雨の寺は、意外に風情が増し人も少なく、素敵でした。
神護寺は、弘法大師が密教を中国から学んだ後10年余修行をした寺で、
伝教大師最澄が年下の空海に密教の教えを乞いに来た寺として有名。
積み重なる美しさ、とでも言うべき世界。
時間の重みが醸す美しさ。