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感染、歴史の教訓

スペイン風邪、ご案内の方も多いと思う。

株の勉強だけでなく、感染症についても、歴史を紐解くと面白い。

 

100年前のパンデミック、スペイン風邪(インフルエンザ)は、

第1次大戦の最中に流行を始め、大戦終結を早めたといわれる。

軍人の犠牲者が余りに多く出たからだ。

軍隊、塹壕での戦いがどの国でも軍内で大流行の原因となったからだ。

ドイツの敗将は「我々は敵に負けたのでなく、ウィルスに負けたのだ」と

有名な言葉を遺した。

 

スペイン風邪は、世界を3周した。

第1波は1918年3月。小規模だった。そして

第2波の大流行は、同年9月!

第3波は1919年の12月。致死率が高まった。

 

今回のコロナと、1回目の時期は近い。

スペイン風邪は8月までに一旦収束し、9月に急に拡大した。

3月を遥かに上回る大流行となった。

 

インフルエンザは冬に流行することが多い一方、

今回の新型コロナは夏秋の南半球でも拡大しているので

流行に季節性は無いのかもしれないが、

スペイン風邪の際は、3月に次いで初秋の9月に大流行した。

 

・・・なんとなく、似ているのが気になっている。

今年の初秋に、大きい波が来るのか。

 

いやもっと早いか。

世界規模でみれば、感染増ペースは今、再び加速し始めている。

ブラジル、アメリカ・・・

当コラムで再三指摘している通り、危機は全く遠のいていない。

 

対策は、自分が元気になること。

運動してますか。よく寝てますか。寝るには夕食前の筋トレ。