6月日銀短観、昨日発表された。
大事だから見るように、といつも念を押す指標。
3か月に1度の、企業へ向けたアンケートだ。
大企業製造業のグラフ(赤線)が、世にある数多くの統計のなかで
日本の景況感を最も的確に表す、とかねてから紹介してきた。
シンプルだが注視すべき大切なグラフだ。一番的確なグラフ、と経験的に思う。
概ね予想通りだが 3月―8 → 6月―34 へ急悪化。9月予想も―27だ。
DIでありグラフの水準を本来注視すべきではないのだが、
悪化の急激な程度や、そしてリーマン時より水準は悪くない景況感、など、
やはり実感に最も符合する。目印として、最も景気実感に近い。
9月は多少ピックアップするとの予想のようだが、
今後の感染拡大次第だ。予断を許さない。
このグラフが本当に悪化するのは、世界的な第2波の感染が来る
これからだとみている。