コロナ禍の本格的な悪影響は、先延ばしされているだけのようだ。
米ユナイテッド航空が全従業員の40%にあたる3.6万人を
10月以降削減する可能性があると社内に通知したとの報道。
米政府によるエアライン各社への金融支援は
9月までは人員削減をしないことが条件、とのこと。
他の米エアライン各社も今後リストラの可能性があろう。
支援はいつまでも続けらていられない。
このユナイテッドの件が示す通り、
今後、コロナ禍の影響が大きい業種を中心に
大量の失業者があふれる可能性がある。
コロナ禍の経済への影響は、ひとえに感染が長期化するか否かに因る。
秋までにワクチン普及で感染が世界的に収束する可能性はほぼ無く、
今後支援等により耐えていた多くの企業が、支援打ち切り等を期に
一気に我慢の限界を超えることは十分考えられる。
先延ばされた危機が、これから表面化し始めるかもしれない。
これから始まる決算発表で、日米とも企業各社からアナウンスがあるかもしれない。