市場は重要な転換点の時、同時に新たな動きを始めることがよくある。
ドルについて指摘したが、同時に米長期金利、そして原油も新たに動きを開始したように見える。(前図)
世界の金融の体温計、米10年債金利、皆さん注視し続けているだろうか。講義で毎回私が最も強調しているのを思い出して欲しい。
足元でさらに下抜けしそうな気配だ。雇用の先行き等が懸念されている。
さらに原油。大暴落の後ロシア・サウジ間に米が入り調整して
WTI40ドル強まで持ち直したが、さすがに息切れか。
実需回復が見込みづらいのだろう。(上図)
つまり、
「ドル安、金利低下、原油安 = 米景気後退の長期化を織込む動き」
にみえる。