コロナ時代、考えるほどに、大きな変化だと感じる。
価値観、基本認識を大きく揺さぶる。
ポジネガが180度ひっくり返ったり。
その好例が不動産、Jリート業界。
都心回帰→都心回避の時代。オフィスは郊外に、いや不要に、の時代。
当コラムや証券新聞の連載でも紹介した。
株式投資の世界も常識を変える変化が進行中だ。
イイ銘柄の基準が変わろうとしている。
利益成長する会社の株価が、そうでない会社の株価より当然PERで割高に評価されてきた。
ところが、時代は変わってきた。
成長する企業より、社会に必要とされる企業の方が
株価が上がる時代となりつつある。
PERが役に立たなくなりつつあるということだ。
いわゆるESG投資、SDGsを重視する企業経営、などの流れだ。
このスタイルの投資は現時点ではかなり難しい。
株価評価(バリュエーション)において、PERに代わる尺度が見つからないからだ。
広く万人に通用する尺度が、まだ無い。
割高な水準をどう想定するか、具体的に数値で想定できない。
つまり売り時が分からない。
株価に勢いがある限り買い続ける、ということか。
ならば、チャートだけで判断するのか。
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『金利0時代』
『withコロナ時代』
『ESG、SDGs投資時代』
コロナ禍だけでない。
時代が変わり、従来の常識、正しいとされてきた評価の仕方が
変わり始めている。
評価の物差しが変化する最中で、そのどこまでなら買えるのか、はっきりしない。
無理はしないことだ。