· 

住宅リート一大事!東京圏の人口流出

 

総務省の直近の人口移動報告(グラフ)によると、東京圏(東京都,神奈川県,埼玉県,千葉県)への人口は今年7月に、外国人を含む移動者数の集計を開始した2013年7月以降、初めての転出超過となった(上図)。

 

東京圏で人口流入から流出に初の転換!コロナで急変、早い!

東京圏を離れた人々は、北海道、沖縄、長野、等に居を移している。(前図)

 

優良住宅リートにとっては、まさに青天の霹靂だ。

今までこの都心回帰トレンドを大前提として ”都心物件、命” と

23区などの都心物件群を買い続けてきたからだ。

東京23区内物件の比率は、高いリートでは全体の約9割。

これぞ、コペルニクス的転回!

 

今の株価はこの変化に反応しているが、まだ十分織込んでいない。

この変化は不可逆的だろう。

狭くコロナリスクの高い場所で、給料が減りそうな中、

高い家賃を払う人は減り続けるだろう。

 

今まで市場で評価の高かった優良住宅リートに対する、重大な試練だ。