先週木曜の下半期最初の日、10月1日、東証がシステム障害で
終日売買停止、前代未聞の失態を演じた。
終日売買できないなど、あってはならない事態だ。国の恥、である。
直後のトランプ感染のニュースでかき消された感もあるが、
世界中で重大な事件、と取り上げられることも無かったようだ。
また、市場はその後も何事もなかったように平静だ。
この平静さが逆に大問題だ。
これは、日本市場など取るに足らない、1日売買が出来なくても
大勢に影響ないとみられていることの証ではないか。
米でこれが起きたら大騒ぎだろう。
これはジャパンパッシング、日本は世界の金融市場の中で
スルーされる存在、ということを示している。
デジタル後進国の日本だから、そんなこともあるよ、位の受け止めか。
悲しい限りだ。
市場のシステム構築自体が、富士通1社のレガシー体制から
脱却せねばならないのではないか。
国家のデジタル化が全く進んでいないのと同様だ。
既得権益を壊す体制の改革が、東証も国家にも求められている。
菅首相、東証も一緒に、お願いします。(笑)