FRBパウエル議長は、再三米議会に対し、
財政支援策を間断なく継続させるよう
合意を迫っている。
追加支援が途切れ、議会の再開が大統領選以降に延期となれば
失業保険上乗せの終了、エアライン支援や中小企業支援が途切れ
景気後退に陥る、と再三指摘する。
パウエル議長は慌てている印象があるが、
それは「金融政策、もう限界」の裏返しではないのか。
株価が急落などした場合、即座に止める手立てが減っていることへの焦りではないか。
FRBは今まで手を尽くして金融政策を進めてきた。
- 利下げ
- 量的緩和
- 信用緩和
- フォワードガイダンス(時間)
これ以上、有効な策がさらにあるのか。
無論FRBは”無い”とは言わないが、何ができるのだろう。
1は0%まで下げたので限界、3はこれ以上やるとFRBの信用に傷がつく。
2量と4時間、をこれ以上増やしても、市場へのインパクトを作れるだろうか。
財政出動を懇願する発言は、金融政策で打つ手が限られてきたFRBの悲鳴にも聞こえる。