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約30年ぶり26000円、で孫氏は株売り

日経平均は約30年ぶりに26000円に到達(左)。

米選挙通過に加えワクチン2連発、で吹き上げ。

 

モデルナのワクチンは―20度程度で輸送も出来、日本では武田が開発薬の量産を担うので、承認されれば日本人への投与も、ファイザーのワクチンより相当に期待できる。ヒトの利用実績のないタイプの新型ワクチンではあるが、副反応が少なく安全であれば、と願う。

 

で市場は、ワクチン理想買い、を26000円までで大半織込んだ。

 

ただ、足元でコロナ感染には火が付いている。今のこの火を消すには、残念だが間に合わない。感染拡大を抑えるため経済に再度ブレーキをすぐに掛ける必要があろう。これで市場予想通り来期が増益になるだろうか。

 

ソフトバンク孫氏は、米紙ニューヨーク・タイムズのオンライン講演会に17日登壇(日経)。

  • すでに約800億ドル(約8兆3000億円)の現金を手元に確保し「最悪のケースに備え現金を積み上げている」。
  • 新型コロナウイルスについて「今後2~3カ月は大きな状況悪化が起こりうる」。
  • ワクチン開発の進捗を受け「長期的には楽観視しているが、短期では悲観している」。

 

MBO(経営陣が参加する買収)による非上場化、の準備のためのキャッシュ作りかもしれない。

ただ、孫氏がコロナ後上場株を買い、既に大半を売り抜けたことは確かだ。

そして、コロナと市場の見方については、私と同意見だ。

 

私はここ1か月、とみているが。