ファイザーは開発中のワクチンの緊急使用許可を申請中。
米食品医薬品局(FDA)が12月10日にも承認すれば、
「ファイザーは24時間以内にワクチンを出荷する計画で、
(接種開始は)11日か12日になると見込んでいる」
(米ホワイトハウス報道官、20日)とのこと。(時事)
安全性の確認が十分か、はともかく、12月中旬にも
ワクチン接種を始める見通し、との米政府の発言に
株式市場は喜んだ。
さらに「これらのワクチンの有効性から見て、
人口の70%ほどが免疫を獲得すれば生活が正常に戻ると指摘。
その時期について来年5月ごろになりそうだ」
と同報道官は述べたとのこと。(時事)
製薬メーカーが申請してからFDAが緊急にでも承認するには
最低数か月(3~4か月は)掛かるはず、とみていたが、
こんなに早く承認し接種を始めると政府高官が言うとは、驚きだ。
トランプに言わされている・・・?
このあと大統領がこの報道にどうツイートするか、待ちたい。
- ワクチンの副反応の有無・程度
- ワクチン輸送、製造の問題
- 接種拒否の問題(アメリカ人の半数)
などの問題はあろう。しかしマーケットは、カネ余りで超前のめりだ。
半年後には完全に正常化、を織込みにいっているようだ。
個人的には、治験数の少ない、確認期間の短いワクチンの安全性には不安を感じる。
しかし、副反応の少ないワクチンが無事開発され、医療関係者、高齢者などにまず提供されることを切に願う。