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後手の対応、菅政権

ファイザーのワクチン接種が英米で開始。

一方日本のGOTOは年末年始1月11日まで停止。

NY州知事も「このままだと1月中旬に再び州はロックダウン」との発言が報道された。

 

12月の感染拡大、それに伴う行動制限は、

皆さんも当然心配してきたと思うが、

マーケットの反応は不思議で、なぜかコロナに関しては、

前倒しで織込むということを全くしない。

 

日米とも、秋冬は感染抑制のための厳しい行動制限はしてないのだから、

冬になれば感染が拡大するのは当たり前。

マスク等をしても、寒く乾燥すればウィルスの生存時間は

数十倍長くなるのだから。対策が不十分ことが理由ではない。

 

再三指摘するが、今は2月中旬の状況と似ている気がする。

2/21以降の暴落直前と。

 

日本はGOTOを止めるだけでは感染拡大は止まらない。

ロックダウンに近い行動制限を入れても、冬だから感染数を

大きく減らすのは至難だろう。

 

菅政権の後手の対応が気になる。表情が曇り、焦りも感じられる。

毎日新聞の直近内閣支持率は急低下し不支持率と逆転。(12/12実施、前図)

政権発足当初60%だったが一気に40%まで急落した。

民意に押され、支持率が下がり、やっと今回のGOTO全国停止ができただけだ。

まだ冬は始まったばかり。

後手後手で、最後に緊急事態宣言に追い込まれる、などとならねばよいが。

支持率30%を割ると、海外投資家が日本株を売り始める。

晋三の時はそれは1度も無かった。

 

マーケットは、好材料が先に織り込まれ年末好需給と相まって高値を付けた印象。

再三指摘してきた通り、12月のコロナ感染に警戒は怠れない。