今回のFOMCで、米FRBは追加緩和はせず。
量的緩和の長期化、を示唆するに留めた。
「今後数か月は続ける」との文言を「雇用や物価の目標に達するまで」と。
量的緩和の長期化、を約束した。
しかしパウエル議長は、短期的に目先景況は悪化すると以前から指摘している。
会見で議長は今回の長期化を「strong message」と自らわざわざ強調してみせた。
追加緩和を期待していた市場を失望させないためだろう。
自らこう発言したことが、逆に議長のナーバスぶりを表している。
今月来月にロックダウン等はありうるので、株価が下がったら、
その際の手段を残しておきたかったのだろう。まあFRB議長は医者ではないが。
株を大きく動かす内容とはならなかった。
一方でドルインデックスはジリジリ値を下げている(図)。
動かなかったドル円も円高へ向けさらに動き出すかもしれない。