トランプ、菅、コロナ、と障害を越えて
さらに株価が上を試そうとしている。
日米両首脳がコロナに無策でも、医療崩壊が来ない間は余剰マネーが株価を上げ続ける、という動きだ。(前図)
短期で見ても、指数は25日線が上がってくるのを上で待ち、
日経27000円、TOPIX1800ptを突破し年末高を演出しに行く動きだ。
市場は掉尾の一振、で終わりたそうだ(図:日経平均6か月日足)。
結局コロナ後3月以降、相場は全く下げをみず上げ続けた。
その背景は、中央銀行の金融緩和だけでなく、財政支援で現金が
市中に直接バラまかれていることにある。
金融緩和だけなら、銀行に資金が滞留し市中に出てこないこともある。
だからスマホ取引でテスラが、日本のマザーズ市場が異常な上がり方をするのだ。
アメリカは前年比で+20~25%もマネーストックが増えている。
金融政策だけでは逆立ちしても不可能な異常な増え方だ。
この異常なマネーが異常な上げ相場の正体だ。
つまり、財政政策(失業手当など支援の延長)の方が金融緩和より今の相場には大切、かもしれない。
さて来年のマネーストックはどうなるか。
前年比で伸び率が下がることだけは明らかだろう。
大盤振る舞いの今年と同額の財政支援を続けても伸び率は20→0%に。
コロナが終息すれば、支援は無くなる。
株価はモメンタムに反応する。